よぅ!プログラムに憧れを抱く、事務職員よ。よくこのページにたどり着いたな。
はい、師匠。Excel操作の繰り返しで、仕事にうんざりしています。プログラムを使えるようになって、仕事を楽にしたいです。
よく言った!俺はその気持ちを無駄にしないぜ!お前が一人前のプログラマに成れるまで、徹底的にサポートしてやるぜ!ついて来い!
仕事の自動化の為にプログラムを組めるように成りたい!そんな、思いを秘めた方が、徐々にステップアップし、プログラムを駆使した業務の自動化ができるようになるまで、サポートする企画を開始します。
題して、【独学プログラミング講座】。このシリーズを読破した時には、プログラマとして第一歩を踏み出せている事でしょう。それでは、早速最初のカリキュラムに進みましょう。
【独学プログラミング講座-01】
そもそもプログラムって何!?
最初の講座は、これから貴方が学ぶ「プログラム」について正しく理解するところから初めて行きましょう。おそらく、今の理解は次のようなモノでしょう。
- Excelとか自動化できる凄い仕組み
- 英語が列挙されていて何かカッコイイ!
- 天才にしか作れない魔法の様なモノ
wwwおいwww
俺もプログラム作れるが、カッコよくも無いし、天才でもないぞ!誰でも作れるから安心しろ。
プログラムを組めない人から見たら「魔法」の様に思えるかもしれませんが、プログラムって以外と単純なんです。
プログラムはパソコンに対する命令を列挙した文書
プログラムはパソコンを操作するための命令文書です。例えば、次のプログラムを見てください。
Sub testCode01() Dim workSheet As workSheet Set workSheet = ThisWorkbook.Worksheets(1) workSheet.Range("A1").Value = "こんにちは世界!" End Sub
これはExcelシートのA1セルに「こんにちは世界!」と表示する命令を書いたモノです。実際にこのプログラムを動かしてみると、Excelシートは次のようになります。
ね!簡単ですよね。では、プログラムを1行ずつ読み解いていきましょう。
Sub testCode01() '① Dim workSheet As workSheet '② Set workSheet = ThisWorkbook.Worksheets(1) '③ workSheet.Range("A1").Value = "こんにちは世界!" '④ End Sub
①Sub testCode01()
プログラムの名称を指しています。今回作成したプロブラムには「testCode01」という名前を付けています。この名称は自由に決めてもらってOKです。
②Dim workSheet As workSheet
「変数」というものを宣言しています。「変数」については、「【独学プログラミング講座02】変数について」で詳しく解説します。
ここでは、Excelシートを特定するための「変数:workSheet」を定義しています。
今のレベルで「変数」は理解できないだろうから、「変数っていうのが有るのね」くらいの軽い気持ちで流しておいてOKだぜ。
③Set workSheet = ThisWorkbook.Worksheets(1)
②で定義した「変数:workSheet」に対して、ThisWorkbook.WorkSheets(1)を設定しています。ThisWorkbook.WorkSheets(1)は「このExcelワークブックの1つ目のワークシート」を指しています。英語をそのまま読むだけなので、複雑な命令ではありませんね。
④workSheet.Range(“A1”).Value = “こんにちは世界!”
ExcelシートのセルA1の値として「こんにちは世界!」を入力しています。これも、命令文の通りですね。③で「変数:workSheet」に「このExcelワークブックの1つ目のワークシート」が設定されていたのを思い出してください。思い出しましたか?
では、「workSheet.Range(“A1”).value」は何を指しているでしょうか?答えは「このExcelワークブックの1つ目のワークシートのセルA1の値」です。
1行ずつ読み解いて行くとプログラムが「ただの文書」である事を理解頂けると思います。
まとめープログラムとは
プログラムとは【パソコンに対する命令を列挙した文書】です。このパソコン向け文書の作成ルールを覚えてしまえば、あなたもプログラムを自由自在に作成する事ができるようになります!
それでは、次回の講義でお会いしましょう!
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